離脱
禁酒して辛いのはやはり離脱症状だ。以前は禁断症状と呼ばれていたがイメージが良くなかったか。
重い場合は手の震えや幻視幻聴といったものだが、そこまで重症では無かったものの不快感は経験した。無気力で何もやる気がせず寝てるだけ。テレビを観る気も、音楽を聴く気にもなれないし食欲も無い。二日酔いでもこんな状態にはなるだろう。しかし、2、3日で回復してきた。
1週間もすれば食欲も回復し、テレビを観たり、近所の公園を散歩したり。目立つ離脱症状の回復は早い。問題はこの先何ヵ月、いやもしかしたら何年も続くかも知れない離脱症状だ。それは簡単に言うと不安あるいは恐怖心と言っていいと思う。
社交不安、強迫観念・・・私の場合この二つが頭をもたげてきた。人前で緊張する、あがりやすい、つまらない疑問が頭につく等だ。社交性不安障害はSADと略され、強迫性障害はOCDと略される。専門治療を受けるほどでは無いにせよ、この傾向が出てくるのである。
逆に言えばアルコールはこのふたつの症状に絶大なる効果を見せるのである。ほんの一時だけ。さて、どうしたものかと思考錯誤の旅に出るのであった。
本日禁酒継続264日目。